3挑む

サスティナブル
な米作り

持続可能な米作りを目指す北海道。
農作業の省力化や生産性向上に向けて、
さまざまな取り組みが行われています。

生産者の負担増加で、持続可能な米作りの危機

近年、北海道の米作りは危機的状況に直面しています。1戸あたりの作付面積は年々増え続け、生産者の負担が増加。さらに、担い手の高齢化が進み、労働力不足が深刻化しています。このままでは、北海道米を安定してお届けすることができなくなってしまう。そこで農作業を省力化し、生産性を向上させる取り組みが始まっています。

一戸当たりの作付面積の推移

※農林水産省 大臣官房統計部「作付規模別生産費」水稲作付地より。(平成28年〜平成30年)

一戸当たりの作付面積の推移

「高密度播種」で大幅な省力化を実現

育苗箱に種子を通常の3倍程度密播することで、苗箱使用枚数を削減。苗を運ぶ回数を減らすことができ、省力できた分の時間を他の作業や土づくりなどに活用できます。

「高密度播種」で大幅な省力化を実現

「直播栽培」で、農作業の省力化

直播栽培とは、水田に直接種をまいてお米を栽培する方法です。生産者にとって負担が大きい、田植え前の「育苗作業」や「苗運び」を省略することが可能。農作業時間を大幅に削減でき、生産性の向上を図ることができます。近年では、食味の良い直播・高密度播種向け品種「えみまる」も登場。生産者にとっても消費者にとってもうれしい品種として、注目を集めています。

「直播栽培」で、農作業の省力化

作業時間を削減する「ICT技術」

米作りにもスマートフォンが活躍する時代。最新の通信技術を利用して、農作業の省力化を図っています。例えば、自動給水装置「水田farmo(ファーモ)」。水田の水位・水温の確認、給排水作業をスマートフォンで遠隔操作・管理することができます。これにより、水管理の作業時間は大幅に低減。北海道米は味わいの追求のみならず、安定して届け続けることができる「持続可能な米作り」についても、日々挑戦を重ねているのです。

作業時間を削減する「ICT技術」