「八十九」の米袋をデザインするにあたって、アートディレクターの佐藤卓氏は、水田という環境を作り、そこで作ったお米を食べるのが日本人の原点ととらえました。実際に市場のお米のパッケージを見てみると、多色刷りの袋が多く、どの袋も「買ってくれ、買ってくれ」と叫んでいるように感じたとか。「もう少しどっしりと、正面から真摯にお米を捉えてデザインすることができれば、静かだけど目立つパッケージになると考えました」。
八十八の手間がかかるといわれるお米より、さらにひと手間かけた「八十九」というネーミング。このメッセージを力強く表現するため、あえてシンプルなデザインを採用した佐藤氏。「遠くから見ても近くから見ても「八十九」だと分るようにすることで、一度見たら忘れられない、一度食べたら忘れられない米袋を目指しました」。
佐藤氏によるこれまでの米袋とは一線を画したデザインは、「八十九」(おぼろづき)のおいしさの存在感をしっかりと伝えています。 |